AV監督 Keita★No.1監督インタビュー
posted on 2013/01/25 by Y.M
映画・ドラマよりAVの方がキツかったけど、やりがいは勝った。
地元にある「亀有名画座」っていう映画館に入り浸ってて、そこで見たロマンポルノに衝撃を受けちゃって。以来、俺もこういうのがやりたいなぁと思って大学入学して映画サークルに入ったんですよ。
浮いてましたね。当時は『トレインスポッティング』とか、ああいうヨーロッパのオシャレな映画が好きも多かったですし。
いえ、それが大学卒業後はテレビとか映画の制作をやり始めるんですよ、フリーランスで。だいたい先輩に呼んでもらって、もらえる仕事は2時間ドラマの助監督。「家政婦は見た!」とかああいうサスペンスモノ。かれこれ4年くらいやりました。
ところが、だんだん途方に暮れちゃったんですよね。ああいう業界って、先がすごく長いんですよ。30歳くらいでまだまだサード(3番手の助監督)、30代後半でセカンド、40代になってやっとチーフの助監督っていう。完全な年功序列の社会。監督の方々なんてもうおじいちゃん世代ですからね。あと、仕事自体がメチャクチャ過酷で心が折れちゃった。それで映像自体をやめて公務員になろうとしたんだけど、試験直前になって「やっぱつまんなそうだな」って諦めて。で、改めて就職先を探したらソフト・オン・デマンドっていう会社があるのを知って。「マネーの虎」で高橋がなり社長(当時、現在はオーナー)が出ていて「面白そうな会社だな」と思ってたし。アダルトビデオなんて、自分とはまったくかけ離れた世界だと思ってたけど、捨て身になってでもやってみるかって。
映画やドラマの大所帯な現場に比べれば、AVは圧倒的にスタッフの人数が少ない分、いちばん下っ端の人間でもアイデアが採用されやすいんです。いい演出があれば、即それで行こう!ってなるんで「これはやりがいあるなぁ」って。正直、学生時代に自分で映画作っているときの感覚に近かった。肉体的にはAVのほうが全然キツかったけど、やりがいの方が勝ってたから続けられたのかもしれないですね。
デビュー作はギチギチに作り込まず、遊びを持たせて素を引き出す
これ、すごく細かいことなんですけど、AVの現場ってほんとにツナギ(お菓子やおにぎり等の軽食、飲み物)が豊富にあるんですよね。ヘタすりゃそれで1食まかなえちゃうくらい。それはもちろん女優さんに気分よく仕事してもらえるようにっていうことで、ある意味「女優ありき」な業界の象徴だと思うんです。反対に映画なんかだと、おせんべいとかノド飴くらいなもんですからね。AV業界に入りたての頃はその感覚が身に染みついてたんで女優さんから「お菓子これしかないの?」ってよく文句言われたり、先輩にいちいちダメ出しされて、わけわかんねー!ってボヤいてましたよ。
元々、当時SODの専属女優だったかすみ果穂ちゃんの助監督を何本かこなして、「イイ子だなぁ、あんなにイイ子いないよ」って周りに言いふらしてたら、プロデューサーから「じゃあオマエ、企画考えて監督やってみろ」って言われて。内容は、いわゆる「ファン感(ファン感謝祭)+旅行モノ」の走りで、熱海の旅館に泊まりがけで行くっていう大がかりな現場だったけど、女優さんの魅力を自分の中で知り尽くした上での撮影だったので、彼女の自然体の可愛さは上手く表現できたと思います。実際、上司だった菅原ちえさん(現ソフト・オン・デマンド社長)も「すごくかわいく撮るじゃない!」って褒めてくれて。
そうですね。だから単体女優さんのデビュー作に関しては、ギチギチに作り込んだりはせずに、ある程度の余裕を設けた中で遊ばせるよう心がけています。こっちが計算出来る部分だけじゃなくって、予測できない部分とかハプニング的な演出をどうやって出していくかが大事。いかに突っ込んでイジくって、その子の素の良さとか可愛いリアクションを引き出すかっていう。僕が単体女優さんを撮るときの一番のモットーは、女の子を型にハメずに、素の可愛さを最大限に引き出すっていうことなので。
だから、やっぱりダメな部分はダメって言いますよね。例えば、インタビューシーンにしても「好きな男のタイプは?」っていう質問に、20歳の女優さんが「見た目は関係ないですね」って答えたとしますよね。ある意味、男性ユーザーからしたら言って欲しい模範回答なわけだし、たいていの子はそこまでは出来るんです。「こう言っておけばいいんでしょ」的なね。だけどもっとこっちが突っ込んで「じゃあ年齢は何歳までOK?」とか聞いたら、「うーん、10歳上くらいまでだったらいいかな」ってつい言っちゃう。
ほとんどのユーザーは該当するわけじゃないですか。そうするとやっぱり撮り直さざるをえない部分が出てくるわけです。「自分の父親くらいかなぁ」に変えるとかね。ちょっとしたニュアンスの違いで印象も違うし、その子にとっても後々有利だと思うんですよね。
女優たちの共演作品を撮影後、ストレスでインポに・・・
魅力とか素が読めないですからね。ある女優さんなんかはデビュー作でスタッフが見守る前で初めて裸になるっていうとき、事前に「素のままの自分でいいよ」ってアドバイスしたら、平然とした顔で脱ぎ始めたんです。「アタシ、ヌード平気だよ」みたいな表情で。実はその子が人一倍強気というか負けん気の強い性格だったから故なんですけど。まぁでも、そこはやっぱり画的には恥じらいが欲しい。だから結局撮り直したんですけど、そこでその子の性格はひとつ掴んだから、次に活かせるわけですよ。実際、それ以降はこっちの要求もわかってもらえつつ、のびのびやってもらう部分は思い切り素を出してもらえるようになりましたからね
まさに。僕が苦手なのは、最初から自分を型にハメてくる子。作り込みすぎてスキのない子ですかね。逆に、魅力的だなぁと思えるのは、素の自分を出すべきときに思い切りさらけ出せるっていう子。空気を読みすぎないっていうのかな。例えば、初めてのカラミの直後なんかだと「最初はキンチョーしたけど、とてもよかったです」ってコメントしがちじゃないですか。だけど、そこでなんでもいいから自分のオリジナルな言葉とか表情が欲しい。
それぞれがファンを獲得して競い合うっていうコンセプトなんで、女の子たちのモチベーションが半端なく高いですよね。まぁ国民的アイドルユニットに限らず、単体女優さんが複数出るような作品はどれも大変な現場ですよ。あの、実はちょっと前に専属女優が6人集合して作品を泊まりがけで作ったんですけど、それからしばらくインポになっちゃって。いろんなプレッシャーとかストレスが重なったんでしょうね。
僕、結構図太い方で「空気読まないところがいい」って言われているくらいなのに(笑)。体は正直だなぁと。あ、さすがに2カ月くらいで現役復帰しましたけどね。
監督:神代辰巳 出演:谷ナオミ、岸田森、芹明香
原作:藤本義一。
「ブルーフィルム(ポルノ映画の原型)の撮影に情熱を傾ける男女が、法の目をかいくぐりながら、転々とするっていうドタバタ喜劇なんですけど、エロいだけじゃなくて、ストーリーにもしっかり感動するんですよね。自分の原点のような作品です」
代々木忠氏監督が手がける、1993年から続く長寿AVシリーズ。 「元々ドラマも好きなんだけど、見ていてほんとにドキドキするのは生々しいドキュメント。僕がよく見ていたのは、94、95年前後のシリーズかな。このリアルさには、当時とにかく衝撃を受けましたね」
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「引退する女優さんと、復活を遂げた女優さんの作品です。どんな女優さんも、デビュー作と引退作っていうのは、ヘタにイジらずに本人の素の部分を最大限に活かすよう心がけているんですが、その点に関してはある意味で成功してるかなと思います。行く人来る人って感じで感慨深い作品ですね」